第11章 /全13章

割るとどうなる?

新しいルールを覚える前に、

かけ算を逆から見よう。

(−2)×3=−6

(−2)×3マイナスのほうへ2を3回くり返して−6に着く。−7−6−5−4−3−2−101−2−2−2
  1. −2 を1つ。
  2. もう1つ。
  3. もう1つ。−2 が3つ分で −6。

予想−2 を何倍したら −6?

−2 を3倍すると −6。だから、

(−6)÷(−2)=3

わり算は「何倍したら?」を探すこと。かけ算の答えが分かっていれば、わり算もできるよ。

ほかの組み合わせも、かけ算から

かけ算だから、わり算
(−2)×3=−6(−6)÷(−2)=3 (−6)÷3=−2
(−2)×(−3)=66÷(−2)=−3 6÷(−3)=−2
2×3=66÷2=3

発見わり算は、かけ算の逆。符号のきまりも、かけ算からついてくる。

同じ符号どうしのわり算は +、ちがう符号なら −。かけ算と同じきまりになる。

0 でわらない

0÷(−5)=0。(−5)×0=0 だから。

では (−5)÷0 は? 0 に何をかけても 0 なので、−5 にはならない。答えになる数がないので、0 でわることは考えない。

予想(−5)÷0 は?

やってみよう

予想12÷(−3) は?

予想(−12)÷(−3) は?

数の世界を広げてきた

自然数(1, 2, 3, …)の中だけでは、3−5 のように、答えが自然数にならないひき算がある。整数(…, −2, −1, 0, 1, 2, …)まで広げると、たし算・ひき算・かけ算はいつでも整数の答えになる。わり算は、整数の中では 1÷2 のように答えが整数にならないことがあるが、分数もふくめた数(正負の数)まで広げると、0 でわる場合をのぞいて、いつでもできるようになる。

数の集合+−×÷
自然数いつでもできないことがあるいつでもできないことがある
整数いつでもいつでもいつでもできないことがある
数全体(分数・小数をふくむ)いつでもいつでもいつでもいつでも(0でわる場合をのぞく)

どう考えた?

6÷(−2) の答えが −3 になるわけを、かけ算を使って説明しよう。

説明の例を見る

わり算はかけ算の逆。−2 に何をかけたら 6 になるかを考えると、(−2)×(−3)=6 だから、答えは −3。

数学ではどう考える?

0でない数 b でわることは、「b をかけると a になる数」を求めること:a÷b = □ ⇔ b×□ = a。

わる数の逆数(かけると1になる数)をかけても同じ。−2 の逆数は −1/2((−2)×(−1/2)=1)なので、6÷(−2) = 6×(−1/2) = −3。

この章で、できるようになったこと

  • 負の数のわり算ができる
  • 0でわらないわけを説明できる